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IJプリンタ、機種多様化で単価アップ ノンPCタイプが台頭
2010/01/14 16:51
週刊BCN 2010年01月11日vol.1316掲載
2009年11月の用紙サイズ別台数比率では、「A6/ハガキ」が5.0%、「2L版」が4.2%と、いずれも比率が上昇し、「A3」を抜いた。これにより主力となっている「A4」の比率は、前月に比べ3.3ポイント減少し、90%を割り込んだ。
「A6/ハガキ」はエプソン、キヤノンの二強のほか、カシオ計算機が上位に進出。「2L版」はパソコンを介さずにハガキ作成が可能なカシオ計算機の「プリン写ル」が大半を占める。同製品は、簡易キーボードで文字入力することで、手軽に年賀状などハガキ作成が可能で、煩わしい操作を敬遠する年輩者などに受けているようだ。
売れ筋が多様化し、IJプリンタ全体の単価アップが顕著になった。09年9月の1万6000円を底に、同年11月には2万400円へと上昇。平均単価が2万円台を回復したのは、07年11月以来。09年末は旧モデルの処分が完了したことも単価アップの要因だ。
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