店頭流通
ベスト電器、さくらやの清算を発表 浜田孝社長は退任へ
2010/01/12 18:45
今後の事業再構築計画として、「不採算店舗の閉鎖」「人事組織の見直し」などとともに、業績回復のめどが立たないことから「さくらや」の全面的な事業撤退・清算を決断した。
また、業績不振の責任をとるかたちで、代表取締役会長の有薗憲一氏と代表取締役社長の浜田孝氏が退任。有薗氏は代表権のない非常勤取締役相談役、浜田氏は代表権のない非常勤取締役に就任し、5月開催予定の定時株主総会終結をもって取締役を退任する。
同日付けの後任人事として、代表取締役副会長を務めていた深澤政和氏が、今後の事業再構築の指揮を執ることで経営責任を果たすために、取締役に留任するとともに、代表取締役社長へ就任する。
同社では、「すべての負の遺産を今期中に一掃することで、平成23年2月期以降の業績のV字回復達成を目指す」としている。
なお、ベスト電器の株式15.08%を保有し、同社を持分法適用会社としているビックカメラは、今回の発表について「一時的には痛みを伴うものではありますが、同社の将来にとってプラスになるもの」と評価し、「さくらや」の店舗のうち、売上および利益の増大が見込める一部店舗については、ビックカメラが承継を申し入れる予定であると発表した。
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