店頭流通
注目のPCパーツメーカー、コルセア 水冷ユニットが売り切れ続出
2010/01/07 17:00
週刊BCN 2010年01月04日vol.1315掲載
水冷は、ファンを利用して冷やす「空冷」に比べて効率的に熱を奪うことができるうえ、音が静かというメリットがある。しかし、水を循環させるポンプ、チューブ、放熱するためのラジエーターなど、すべてのパーツを用意すると数万円もかかる。さらに、設置が面倒、水漏れの心配がある、定期的なメンテナンスが必要など、初心者にはなかなか手が出せないものだった。
フロントパネルにはヘアライン加工を施したアルミ、フレームには頑丈なスチールを採用した |
コルセアは、09年にPCケース市場にも初参入している。9月に発売したフルタワーの「CC800DW」は、熱が発生するスペースをマザーボード、電源、3.5インチベイの3エリアに分けることで、効果的に冷却できる「3チャンバー構造」を採用したほか、PCを起動した状態でHDDを抜き差しできるホットスワップベイを備えるなど、「初めて手がけたPCケースとは思えないほど、優れた出来」(岩田氏)。2010年には下位モデルの発売も予定しており、今後も注目のメーカーだ。(武井美野里)
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