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NECエレ、USB3.0のHDD向けドライバを米ウエスタンデジタルと共同開発

2010/01/05 18:45

 NECエレクトロニクス(山口純史社長)は、1月5日、USBの次世代規格USB3.0の普及促進を図るため、米ウエスタンデジタル(ジョン・F・コイン社長兼CEO)と協業し、USB3.0で高速データ転送ができるHDD向けドライバを共同開発したと発表した。両社は今後、USB3.0システムをいち早く市場投入できるよう、共同で活動していく。

 両社は、USB2.0で用いられてきたBOT(Bulk Only Transfer)規格の性能限界を改善する大容量記憶装置向けの新規格UASP(USB Attached SCSI Protocol)に準拠したドライバを共同で開発。BOT規格に比べ、データ転送速度を30%向上した。

 NECエレクトロニクスは、UASPに準拠するLSIメーカー向けにライセンスプログラムも提供する。

 USB3.0は、現在主流となっているUSB2.0の10倍以上となる5ギガビット/秒でデータを転送できるUSBの最新規格で、最初の応用製品は外付けHDDになると見込まれている。
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外部リンク

NECエレクトロニクス=http://www.necel.com/

ウエスタンデジタル=http://www.wdc.com/jp/