店頭販売奮闘記
【店頭販売奮闘記】弥生(上) 「簡単・易しい」に「安心」をプラス
2009/12/24 18:45
週刊BCN 2009年12月21日vol.1314掲載
西尾英雄 マーケティング本部 リテール営業部部長 |
製品を購入し、ユーザー登録したユーザーに「最大で4か月間の無料導入サポートをスタートした」(西尾部長)のはその一例。期間内であれば、法令改正や新製品発売があっても無償でバージョンアップする。そのほか、入力した業務データが紛失してしまった場合に無償で復旧する「破損データ復元保険」を用意したり、「Windows 7」に対応したりしているところを前面に押し出していくという。「Vista」や「XP」ユーザーに対して訴求する構えで、西尾部長は、「期待値としてはかなり大きい」と話す。ユーザー対応では、従来からカスタマーセンターの充実を図っており、ユーザーのPC画面を見ながらサービス対応ができるようにした「画面共有サポート」を売りにしている。
西尾部長は、「今までは、メーカーの押しつけで提供してきた面がある」との反省に立ち、ユーザー本位のサービスメニューを拡充してきたという。
「『08シリーズ』の時は、デザインが高級志向だった。パッケージの表記をシンプルにし過ぎた」(西尾部長)ことについて、さまざまなアドバイスを受け、「09シリーズ」に反映。ある量販店の本部からのアドバイスに従い、カタログだけでなく、パッケージにも「青色申告会推奨」を表記することにした。現行製品については、「32ビットと64ビットのどちらに対応しているのかをしっかりと明記した。量販店のご要望やご指摘を実直に受け止め、素早く対応しようと心がけている」(西尾部長)と、謙虚な姿勢を貫く。(信澤健太)
・(下)に続く
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