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デスクトップPCが復調 平均単価も大幅に上昇

2009/12/17 16:51

週刊BCN 2009年12月14日vol.1313掲載

 低迷ぶりが際立っていたデスクトップPC市場が、「Windows 7」効果で復調。このところ、5週連続で前年同期を上回っている。需要が好転したのは、ほぼ半年ぶりだ。

 デスクトップPCは、ノートPCへの代替が進んで、パソコン全体における比重が年々減少し、現在の約20%にまで勢いが落ちていた。だが、Windows 7の登場で底を打ち、10月19~25日の週では販売台数で前年同期比で122.0%、金額も113.9%と急伸している。

 Windows 7搭載のデスクトップPCが単価アップをもたらす要因は、地デジチューナーとブルーレイディスク(BD)ドライブの搭載率が高まったことにある。ベーシックな機能であるCPUやメモリ、HDD容量で大きな違いはないが、付加価値機能を加えたことがユーザーの支持を得た格好だ。

 ある家電量販店の店員は、「Windows 7の機能である『マルチタッチ』の人気が高く、一体型モデルがスキルが低い層へも受け入れられている」と、売れ行きの状況を語る。デスクトップPCの購入層だった上級者に加え、中・初級者の購入が増えているようだ。

 「Windows 7」が登場した2009年10月19日の週を境に、「Vista搭載PC」から「7搭載PC」に主役交代が進んだ。11月のデスクトップPCについては、52.6%を7搭載PCが占めた。この主役交代が平均単価を大幅に押し上げている。

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