店頭市場ピックアップ

レコーダーでパナが首位浮上 320GBラインの充実が決め手に

2009/12/10 16:51

週刊BCN 2009年12月07日vol.1312掲載

 ブルーレイディスク(BD)やDVDなどのレコーダー市場では、2009年11月9~15日の週において販売台数シェアのメーカー別のトップが入れ替わった。

 これまで首位を独走していたシャープを1.7ポイント差で逆転した。3位のソニーも上位2位に迫る勢いで、年末商戦に向けて、さらに争いが激化しそうだ。

 10月のレコーダーは、「エコポイント」で需要が増す薄型テレビの好調を受けて、前年同月比で台数が114.1%、金額で105.5%と、いずれも前年を上回った。平均単価はBDが8万円台、BD以外のレコーダーが4万円台で落ち着いている。

 上位3社は、9~10月にかけて新製品を投入した。これを受けてメーカー別シェアに変動している。2位から首位に躍り出たパナソニックは、売れ筋の320GBラインで3機種などを投入した。

 これに対し、ソニーは320GBで2機種、シャープが1機種の投入にとどまった。両社と異なり、売れ筋の製品ラインを拡充したことがパナソニックのシェアを押し上げているようだ。メーカー別の平均単価は、パナソニックとソニーが新製品発売前に比べ1万円程度上げた。一方、シャープは型落ち製品が売れ、平行線をたどっている。

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