店頭流通

コクヨS&Tとサイレックス ドキュスキャナのLAN利用で協業

2009/11/26 18:45

週刊BCN 2009年11月23日vol.1310掲載

 コクヨグループのコクヨS&T(森川卓也社長)とネットワーク機器ベンダーのサイレックス・テクノロジー(デビット・スミス社長)はこのほど、ドキュメントスキャナとUSBデバイスサーバーの連携製品を共同で開発し、拡販する。ネットワーク化して小型スキャナをSOHOや中小企業のグループ単位で利用できるようにし、ユーザー層を広げるのが狙い。

先着500人に貸出キャンペーン開始

 今回の協業では、コクヨS&Tが開発・販売するA3判対応のスキャナ「CaminacsW」にサイレックスのファームウェアを組み込み、同社のUSBデバイスサーバー「SX−2000U2」を介してLAN環境で複数人がスキャナを使えるようにした。

 コクヨS&Tの水谷裕子・ITコミュニケーションVU企画推進グループリーダーは「これまで当社のスキャナはスタンドアロン利用が多く、複数人で利用したいとするニーズが高くなっていた」と、サイレックスと協業した理由を説明する。

 両社では先着500人に両製品を貸し出すキャンペーンを開始。これと並行して家電量販店やディストリビュータを経由した2次店、Web通販などでの販売を強化する。「学校関係やA3判ニーズの高い図面作成事業者などへ売り込む」(サイレックス・事業支援グループの池本信也氏)と話す。(谷畑良胤)
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