店頭販売奮闘記
【店頭販売奮闘記】日本エイサー(上) 女性に「デコパソ」を訴求
2009/11/12 18:45
週刊BCN 2009年11月09日vol.1308掲載
森下浩児 マーケティング部 チャネルマーケティング課 マネージャー |
このキャンペーンは、「女性に気軽にパソコンを使ってもらえるように、パソコンの敷居を下げる」(森下浩児・マーケティング部チャネルマーケティング課マネージャー)ことを狙いとするものだ。若い女性を中心に携帯電話などから広まった“デコレーション”を「PCに施すとこうなる」と、同社が「先陣を切って女性に提案」している。当初は若年層がターゲットだったが、これまでの取り組みから「幅広い年代層の女性が興味を示している」と、手応えを感じている。
ネットブック人気で多くの製品が店頭に並ぶが、各社の製品を比べると機能は横並び。女性層の目を惹くには、デザインやカラーバリエーションも差別化ポイントの一つになる。同社の場合、自分で気に入ったものに仕上げるという「使い方を提案」し、「デコパソ」を切り口に、ネットブックの啓蒙活動を行っている。
日本エイサーの認知度は、ネットブック投入を機に一般層にも拡大してきた。だが、従業員数は50名程度と小規模にとどめている。このうちの数名が、チャネルマーケティング課で店頭流通、法人流通向けの販促を担当。レールサイド、ロードサイドなど、地域ごとに異なる販売店ごとの傾向を細かく分析し、あらゆる仕掛けを考案している。(田沢理恵)
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