店頭流通

PCデポ、増収増益だった中間決算の説明会開催、サービス売上高が好調

2009/11/11 18:45

 ピーシーデポコーポレーション(PCデポ、野島隆久社長)は11月11日、5日に発表した2009年度(10年3月期)中間決算説明会を開催した。売上高は、新店やピーシーデポ九州の子会社化など店舗が増加したことで、前年同期比4.3%増の203億100万円、営業利益はサービス売上高が好調だったことなどから同52.8%増の5億4300億円、経常利益は同23.8%増の5億8200万円、純利益は同86.1%増の3億1700万円と増収増益となった。

 ハードウェアの売上高は、「Windows 7」発売を前に第2四半期(7ー9月)を中心に苦戦するなど、09年度上期は前年同期比1.5%減の118億6700万円だった。一方、サービスは、技術サービスやブロードバンド取り次ぎ手数料が前年同期と比べ横ばいだったものの、保守型サービス商品やイー・モバイルのMVNOによるデータ通信料が順調に推移し、同31.1%増の29億9800万円となった。

 外注費や業務委託費、人件費などを除いた単純粗利の構成比では、サービスが昨年度に比べ7.6ポイント拡大して53.1%となり5割を突破。一方、ハードは昨年度の26.8%から6.2ポイント減り20.6%となった。

 野島隆久社長は、「各店舗の地域では、『パソコンが壊れたらPCデポ』というイメージが浸透してきた」と自信を示し、今後も同社が強みとするサポート力を強みに、「シニア層や子どもなどがPCやネットワークが使えるようにパソコン安全性向上を目指す」方針。引き続き体制強化に力を入れていく。

野島隆久社長

 09年度通期の連結業績予想は、売上高が前年同期比4.9%増の450億円、営業利益が同12.0%増の15億円、経常利益が同12.0%増の16億円、純利益が16.9%増の8億円の見込み。
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ピーシーデポコーポレーション=http://www.pcdepot.co.jp/