店頭流通
PCデポ、増収増益だった中間決算の説明会開催、サービス売上高が好調
2009/11/11 18:45
ハードウェアの売上高は、「Windows 7」発売を前に第2四半期(7ー9月)を中心に苦戦するなど、09年度上期は前年同期比1.5%減の118億6700万円だった。一方、サービスは、技術サービスやブロードバンド取り次ぎ手数料が前年同期と比べ横ばいだったものの、保守型サービス商品やイー・モバイルのMVNOによるデータ通信料が順調に推移し、同31.1%増の29億9800万円となった。
外注費や業務委託費、人件費などを除いた単純粗利の構成比では、サービスが昨年度に比べ7.6ポイント拡大して53.1%となり5割を突破。一方、ハードは昨年度の26.8%から6.2ポイント減り20.6%となった。
野島隆久社長は、「各店舗の地域では、『パソコンが壊れたらPCデポ』というイメージが浸透してきた」と自信を示し、今後も同社が強みとするサポート力を強みに、「シニア層や子どもなどがPCやネットワークが使えるようにパソコン安全性向上を目指す」方針。引き続き体制強化に力を入れていく。
09年度通期の連結業績予想は、売上高が前年同期比4.9%増の450億円、営業利益が同12.0%増の15億円、経常利益が同12.0%増の16億円、純利益が16.9%増の8億円の見込み。
- 1
関連記事
PCデポ 「パソコンクリニック」を強化 今年度、FCで50店舗に拡大
ノジマ、中間決算は増収増益、ヘルパー撤廃し店員増強・サポート強化が奏功