店頭流通
ヤマダ電機、モバイル製品に特化した池袋の新店舗を公開、若者をターゲットに
2009/11/05 18:45
「LABI1 池袋モバイルドリーム館」は、「LABI池袋」から名称変更したもので、日本最大級の携帯フロアを設けるなどモバイル機器の品揃えに特化したのが特徴。売り場面積は地下1階から地上7階で約3500平方メートル、従業員は113名。10月30日に池袋駅東口に開店した「LABI1 日本総本店 池袋」に続き、「LABI1 池袋モバイルドリーム館」のオープンは、同社が目指す「池袋の活性化」(一宮社長)の第2弾となる。
一宮社長は「ニューファミリ層や高齢者層をターゲットにした総本店と、若い人をターゲットにしたモバイルドリーム館のコンセプトは、『2つで1つ』。それぞれ客層が異なる2つの店舗を数秒しか離れていない地に出店し、相乗効果を期待する」と述べた。
「LABI1 池袋モバイルドリーム館」の地下1階には、携帯電話の総合フロアを設置し、各キャリアの端末などを扱うセクションや、携帯電話アクセサリの売り場などを設けた。また、1階はソフトバンクモバイル専用フロアとし、iPhoneをはじめとする同社製品のみを販売。iPhoneのアプリケーションを体験できるコーナーや、最新機種を紹介するコーナーを用意した。
「iPhoneは今一番進化した形のものの1つで、特に若い人に非常に人気を集めている。そのため、iPhoneの良さをソフトバンクモバイルに特化したフロアで伝えていきたい」と一宮社長。なお、運用はほかのフロアと同様にヤマダ電機が担当するという。
続いて2階では、iPodやウォークマンなどの携帯オーディオのほか、イヤホン・ヘッドホンや電子辞書などを販売。3階ではモバイルPCやデジタルカメラ、ビデオカメラを取り扱う。また、4階にはノートPC、プリンタ、PC周辺機器などの販売スペースに加え、女性客向けの「デコレーションカウンター」を設置。好きなパーツを選べば、6人の専用スタッフが有料でPCの天板や携帯電話にデコレーションを施してくれる。
5-7階はそれぞれ、1階と同じくメーカーなどの専用フロアとなっている。5階では、「DS」や「Wii」をはじめとする任天堂のゲームソフトを主に扱い、同社のゲーム機を手に取ったり、最新ソフトを体験できるコーナーを設置。6階は、ソニーとマイクロソフトの専用フロアで、「XBOX」や「PSP」「PS3」のソフトなどを販売する。
このほか、7階はガンダムグッズのフロア。ガンダム関連のゲームソフトのほか、フィギュアやプラモデルなども取り揃えた。
同店舗の店長には、同社で一番若い店長の隈瑞奈氏を任用。隈氏が明日のオープンに向け「準備が全部できたので、緊張はとくにしていない」と語ると、一宮社長は「新店舗はこれでいいとは思っていない。これからも新しいアイディアを取り入れて、どんどん進化させていきたい」と隈氏の若さに期待を寄せた。
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