店頭流通
エレコム、ラシーのHDDとNASを国内独占販売へ、苦戦のストレージ事業を強化
2009/10/07 18:45
エレコムは、ワールドワイドでストレージ製品を展開するラシーのブランド、調達力を生かすとともに、エレコムの物流網と販売力、同社子会社でストレージを展開するロジテックのサポート力を組み合わせ、「苦戦が続いていたストレージビジネスの強化を図る」(葉田順治社長)狙い。一方、ラシーはエレコムの販売力を活用し、日本市場でのシェア拡大を目指す。
今後は、ラシーの日本法人であるラシージャパンが担ってきた物流、販売、サポートはエレコムに移管。ラシージャパンの役割は、調達・製造、企画開発、品質管理に業務を集約する。ラシーは2009年12月末までにエレコムに業務を引き継ぎ、エレコムは2010年1月の移行に向け準備を進める。
今回の業務提携について、両社は今年10月1日に合意。合意にいたった理由には、両社ともデザイン性を重視した製品作りに力入れている点や、創業時がエレコムが1986年で、ラシーが1989年と近いこと、「両社とも創業社長であることから、長期的に戦略を立てていける」(仏ラシーのピエール ファン デル エルスト副社長)ことなどを挙げている。
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