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日立システムアンドサービス 「大江戸セキュリティ戯画」配信中 アニメーションでセキュリティ啓蒙
2009/06/29 18:45
週刊BCN 2009年06月29日vol.1290掲載
「大江戸セキュリティ戯画」は江戸時代を舞台に、長屋の大家で主人公のスケハチや、その幼馴染みドジヒコ、主人公の飼い犬で元忍び犬のセキュア丸、そば屋の看板娘オツルなど多彩なキャラクターが登場し、情報漏えい、情報の入ったUSB、ノートパソコンの置き忘れなど企業や家庭などで身近に起こる情報セキュリティの落とし穴を解説・解決していく物語だ。
セールスプロモーション部の野中秀弥部長は、「セキュリティブログではこれまで大喜利、カルタ、落語などのコンテンツを提供してきた。IT産業自体が一般の人からすると見えづらい。『セキュリティって何?』というような素朴な疑問に対して、アニメーションならばあらゆる年齢層にさらに分かりやすく伝えることができる」と話す。
時代設定を江戸時代にしたのは「必殺仕事人と一緒で、普通あり得ないことはインパクトが強い。時代やツールのギャップはあるとしても、江戸時代の人たちも普通に生活しているうえで、同じようなことが身の回りに起こっていたと思う」(同氏)。江戸時代が舞台だが、現代のITツールが登場。携帯電算箱(ノートPC)や小型記憶棒(USBフラッシュメモリ)など、あたかも江戸時代にあったかのような道具に名前を変えるのも見どころの一つ。こうしたITツールのネーミングやキャラクター、ストーリー展開などを社内の人間やライターなどで構成する編集部で検討を重ね、毎月中旬の水曜日に更新していく予定。
情報セキュリティブログの今後の展開については「検定企画やセキュリティコラムを新しくコンテンツとして拡充しようと考えている」(セールスプロモーション部の永江公課長代理)としている。(鍋島蓉子)
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