店頭流通
日本HP コンシューマ仕様のミニノート SSDを採用し5万円切る価格で
2008/12/01 18:45
週刊BCN 2008年12月01日vol.1262掲載
日本HPは今年6月に企業向けをメインターゲットとした「HP 2133」を発売し、ミニノートPC市場に参入した。今回の新製品は、「コンシューマを明確にターゲットとして価格、デザイン、仕様を決めてきた」(岡隆史・取締役副社長執行役員パーソナルシステムズ事業統括)というモデルで、実質コンシューマ向けミニノートPCの第一弾となる。
3機種は、ストレージの容量や種類で分けた。エントリモデルで価格4万9880円のモデルでは、8GBのSSDを採用。価格5万4600円のモデルでは、SSD16GBと8GBの「HPミニモバイルドライブ」を使った機種と、60GBのHDDを採用した機種の2種類を用意した。主なスペックは、OSがWindows XPでCPUはインテルの「Atom N270」、メモリは1GB。本体の重量は1.1kgで厚さは25.9mm。キーピッチはフルサイズの92%である17.5mmとした。持ち運びを意識し、ACアダプタも軽量化し192gとした。デザインも売りの一つで、天板には「渦」を巻いた模様をインプリントした。
米HPの直近四半期(8-10月)のPC事業は、出荷台数が前年同期比19%増で伸び1500万台に到達した。コンシューマ向けPCの売上高は同15%増。このうち、日本市場では、「コンシューマ向けPCは約2倍で伸び、全体で前年同期比40%増」(岡副社長)で推移した。
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