店頭流通

BSLシステム研究所 新版申告ソフトに電子申告搭載 操作不慣れな層を開拓

2008/11/10 18:45

週刊BCN 2008年11月10日vol.1259掲載

 BSLシステム研究所(小野秀幸社長)は11月28日、申告ソフトウェアの新版3製品を家電量販店で発売する。新版は上位版から複式簿記の「青色申告らくだプロ2009」(1万2800円)、簡易簿記の「青色申告らくだ2009普及版」(9800円)と「かるがるできる青色申告2009」(6800円)。上位2製品にNTTデータの「電子申告の達人2009(個人納税者用)」(1980円相当)を新たに同梱したが、いずれの製品も前版に比べ12-17%価格を下げた。

 国税庁によると、2007年分の電子申告件数は前年比44.7%増の487万7000件に達した。このうち42%は同庁ホームページから申告。残りは同庁窓口へ直接書類を持ち込み、職員の支援を受けながら、電子申告したようだ。

 同社は、後者の「同庁ホームページを使えない個人事業者を対象に、操作が簡単な同社製品を広められる」(小野社長)と、3製品合計で昨年に比べ1.5倍の1万本の販売を目指す。
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