店頭流通

ソースネクスト 「Uメモ」戦略開始1か月で65万本 ミニノートPCの伸長が好調の要因

2008/10/27 18:45

週刊BCN 2008年10月27日vol.1257掲載

 ソースネクスト(松田憲幸社長)は、USBメモリによるソフト販売方式である「Uメモ」戦略で、第1弾の発売から1か月後の2008年9月末時点で販売累計65万本を突破したと発表した。同社は今年8月に戦略を発表後、「ウイルスセキュリティZERO(3台まで使える新パッケージ版)USBメモリ版」や、「筆王ZERO(2009年パッケージ)USBメモリ版」「携快電話ZERO USBメモリ版」など7タイトルを9月に発売、順調に売り上げを伸ばし、タイトルも拡充してきた。ソフトをUSBメモリ版にすることにより、CD-ROMドライブが搭載されていないPCでもインストールできるほか、アクセスが速い、記録媒体としての利用も可能というメリットがある。

 同社は発売から1年間で100万本の出荷を目標としていたが、それをはるかに上回るペースとなっている。その好調の要因として、CD-ROMドライブを搭載していないミニノートPCの販売台数比率が、ノートPC市場全体の2割を超える成長ぶりを示したことをあげている。また、家電量販店でパソコンソフトの売り場以外に、パソコン本体コーナーや、USBメモリコーナーで販売するなど量販店の中でも複数の売り場に展開したことが奏功したという。

 同社はUメモシリーズの第3弾として、11月には「いきなりハイスコア 完全攻略パック USBメモリ版」と「Web Effect USBメモリ版」の2製品をリリースする。続いて12月には、「最強伝説麻雀覇王6 USBメモリ版」「最強 東大将棋6 USBメモリ版」「特打式 Excel&Word攻略パック USBメモリ版」「特打式 Office Pack USBメモリ版」「たっぷりデジカメ USBメモリ版」の5製品を発売する予定。

 年内にはUメモ版で30タイトルを販売する計画としている。
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