NECパーソナルプロダクツは、ホームサーバー・クライアントソリューション「Lui」を4月24日から出荷した。

　Luiについては、昨年12月に製品コンセプトを発表しており、このほど、正式に製品化した。

　Luiは、ホームサーバーとPCリモーターの2種類の機器から構成される。ホームサーバーの「Lui SX」に、音楽、写真、動画のほか、録画した番組などのコンテンツを蓄積し、一元的に管理。これを家庭内ホームネットワークや、モバイル環境でのブロードバンド接続を通じて、PCリモーターで閲覧することが可能になる。

　PCリモーターには、ノートPCタイプの「Lui RN」と、ポケットタイプの「Lui RP」が用意され、利用シーンに応じて選択できる。

　NECパーソナルプロダクツでは、Luiの初年度販売目標を5万台とし、3年後には、年間20万台の販売規模を見込んでいる。

　一方、同社ではLuiの発売にあわせて、組立系PCメーカーや周辺機器メーカーなど22社からの賛同を獲得。今後、「Luiワールド」を構築していく。すでに、組立PCの製造・販売を行うKOUZIROとマウスコンピューターが、NECパーソナルプロダクツからリモーターサーバーボードとPCリモーターの供給を受けて、デスクトップPCと組み合わせて販売することが決定している。また、PCリモーター用ケースやUSBキーボード、ネットワークメディアプレーヤーといった製品も、Lui向けに投入される。

　今後、普及に向けては、Luiの製品コンセプトをいかに浸透させることができるかが鍵になる。