店頭流通

ソニー 手のひらサイズのハンディカム新製品 フルハイビジョンでは世界最小サイズ

2008/04/21 18:45

週刊BCN 2008年04月21日vol.1232掲載

 ソニーは、ハンディカムの新製品として、「HDR-TG1」を4月20日から発売する。

 手のひらサイズの縦型デザインを採用したAVC HD規格(高精細なハイビジョン映像)対応レコーダーで、外形寸法は幅32×奥行き63×高さ119mm、本体重量は約240g、撮影時重量は300g。1920×1080ドットのフルハイビジョン画質での録画が可能なビデオカメラとしては世界最小および世界最軽量となる。

 「ビデオカメラの利用は、子供の成長記録やイベントといった用途に限定されている。新製品では、こうした限定した用途から脱却し、気軽に持ち出してもらい、日常生活の様々な場面でハイビジョン撮影の楽しみを広げてもらうことを目指した」(デジタルイメージング事業本部パーソナルビデオ事業部・今村事業部長)としている。

 デジカメのような手軽さを訴求するため、「ハイビジョンスナップ、はじまる」をコミュニケーションメッセージとして、店頭での販売促進活動を行う考えだ。

 120倍のデジタルズームを採用。AV出力端子に加えて、HDMI出力端子を搭載しているほか、同梱している8GBのメモリースティックPRO Duoにより、約55分のフルハイビジョン録画が可能。リチウムイオンバッテリでの連続撮影時間は約1時間35分となっている。また、本体には、傷がつきにくい「プレミアムハードコーティング」処理を施している。市場想定価格は13万円前後の見込み。
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