店頭流通
BSLシステム研究所 シェア1位の在庫管理で新版 検索機能などを強化
2008/04/14 18:45
週刊BCN 2008年04月14日vol.1231掲載
新版は、普及版とプロ版に共通して入力画面領域を最大25%拡張して操作性と視認性を高めたほか、入力画面で商品名や取引先名を検索する際に「先頭一致」「部分一致」で実行できる機能などをユーザーの要請を受けて追加した。また、プロ版は入出庫伝票の転記機能を搭載し、以前に作成した入出庫伝票から同じ情報を転記できるようにしたことで、入力作業が簡素化されている。
同製品がターゲットとするのは中小・SOHO企業。在庫管理は各企業や商店によって管理方法が異なり、パソコンで在庫管理や棚卸しをすると表計算ソフトでの管理か高額ソフトを導入する必要がある。
小野社長は「会計ソフトなどとデータ連携させた在庫管理ソフトとなると、中小・SOHO企業には敷居が高い。また、この領域の企業は会計ソフトから切り離して利用するニーズがある」とみており、社内システムに縛られず在庫管理する企業を狙う。例えば、製造業や鉄鋼業などの部材管理やオフィスの消耗品の出し入れなどの利用方法を想定している。
BCNランキングのデータによると、販売・在庫ソフトの販売本数は、同社が05-07年の3年連続トップ。07年は32.3%を占め、2位の弥生を10.3ポイント上回っている。同製品の価格は、普及版が1万3440円、プロ版が2万790円となっている。
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