店頭流通
携帯電話各社 春モデル出揃う 最大の商戦期を迎え、新製品ラッシュ
2008/02/11 17:00
週刊BCN 2008年02月11日vol.1222掲載
KDDIの小野寺社長は、「auの端末には国内初、世界初が多い。サービスと組み合わせてさらなる満足度の向上を狙う」と語る。春商戦では、ワイヤレスミュージック、au Smart Sports、有機ELディスプレイを特徴として打ち出す考えで、日本では普及していないBluetooth対応のヘッドセットなどによる新たな利用提案も行う考えだ。発売が遅れていたKCP+を搭載した端末も、2月1日から2機種が投入され、春商戦の販売に弾みをつけそうだ。
一方、ソフトバンクの孫正義社長は、「携帯電話はインターネットマシンに進化する。その新たな時代において、ソフトバンクの企業カルチャーが、多くの人に支持されるようになるだろう」として、インターネットマシンと表現された922SHをはじめとする製品を紹介。操作性やキーの打ちやすさ、搭載する機能など、自らが商品化に向けてこだわった点などを強調してみせた。
孫社長は、「単に技術を追い求めるのではなく、ブランド価値を高め、憧れのブランドを目指す」と、ブランド戦略を強化する姿勢を示した。
また、NTTドコモの中村維夫社長は、決算会見において、昨年末から品薄が続いている905iシリーズについて言及。「ここまで売れるとは思っていなかった。2月先まで品薄が続くだろう」としたものの、「春商戦では905iシリーズが供給できるようになるのに加え、705iシリーズも順次投入する。これに若者向けのキャンペーンを加え、厳しい戦いに挑んでいく」と覚悟のほどを表明している。
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