店頭流通
ジャストシステム 一太郎・新バージョンを投入 スイート連携の強化で拡販
2008/01/21 18:45
週刊BCN 2008年01月21日vol.1219掲載
一太郎関連の新バージョンは、毎年2月に発売する定番の大型商材だが、昨年は一部ソフトの不具合でビジネスの立ち上がりが遅れた経緯がある。今年は品質管理に万全を期しており、「昨年を大きく上回る販売を目指す」(ビジネス開発グループの大野統己ビジネスオーナー)と鼻息が荒い。
近年では文書の流通にPDFを使うケースが増えており、以前ほど特定のワープロや表計算ソフトへの依存度が少なくなっている。今回の新バージョンでもPDF作成・編集機能を強化している。スイート製品の価格帯はライバルより安く抑え、互換性も向上。他社製品を使うユーザーの取り込みの増大を狙う。ATOKは変換精度により磨きをかけ、さらに検索サイトの「goo」や「はてな」などのウェブ系のサービスと「ダイレクトに連携する機能を付加した」(佐藤洋之ビジネスオーナー)のが特色。
全国の主要なパソコン販売店、家電量販店のPOSデータ集計に基づき、年間(1-12月期)でトップシェアを獲ったベンダーを表彰するBCN AWARD 2008では、ワープロ・エディタソフト部門とFEPソフト部門で、それぞれトップシェアを獲得。一太郎関連製品はパソコンソフト売り場で圧倒的な強さを発揮している。
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