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アップル iPodとカーオーディオの連動進む 東京モーターショーでは11社が名乗り
2007/11/05 16:51
週刊BCN 2007年11月05日vol.1210掲載
10月27日から、千葉県・幕張で開催された東京モーターショー2007でも、マツダ、日産自動車、メルセデスベンツ(スマート)、プジョー、フォルクスワーゲン、ジャガー、ヒュンダイの自動車メーカー7社がカーオディオやナビゲーションとiPodと連動した展示を行ったほか、アルパイン、クラリオン、カロッツェリア、パナソニックの4ブランドがiPodと連動可能なカーオーディオ製品を展示した。
日産自動車では、スカイラインに搭載しているメーカー純正オプションである「カーウイングスナビゲーションシステム(HDD方式)」に、Bluetooth経由でiPodを接続。ワイヤレス操作のほか、ナビゲーション画面からのタッチパネル操作、ステアリングスイッチからiPodの操作が行える様子を実演してみせた。
日産自動車マーケティング本部の中澤千代子マーケティング・ダイレクターは、「量産車にとって、カーオーディオにiPodを組み込むことは、もはや避けては通れない選択肢となっている。キューブなどの若者向けの車種に限らず、30-50代が対象となるスカイラインでも、iPodとの連動提案が重要になっている。現時点では、iPodとBluetoothとを連動させた比率は10%程度だが、今年6月以降に販売した自動車の約9割にiPodとの連動が可能なカーオーディオが搭載されている。ディーラーオプションを含めるとiPod連動比率はさらに高まるとみている」とした。
日産自動車では、アップルストアと共同でイベントを開催した経緯などもあり、国産メーカーでは、いち早くiPodを車内に持ち込む提案を行ってきた。
なお、米アップルによると、2007年度第4四半期(7-9月)に販売したiPodは全世界で前年同期比17%の増の1020万台に達した。
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