店頭流通

デル 最新技術を搭載 個人向けハンエンドノート発売

2007/10/22 18:45

週刊BCN 2007年10月22日vol.1208掲載

 デルは、個人向けPCのプレミアムブランドと位置づけているXPSシリーズの新製品として、17インチ液晶ディスプレイを搭載したXPS M1730を発売する。

 「常に最新で最高の性能と拡張性を追求した製品」をコンセプトに開発したもので、メーカー系PCでは初めてオーバークロックに対応している。そのほか、ノートPCとしては初めてAGEIAの物理エンジンプロセッサのPhysXおよびNVIDIAのGeForce8700M GT SLIを搭載。「デスクトップPCを凌駕する、ゲーミングノートPC」(クライアント製品マーケティング本部・佐々木邦彦プロダクトマネージャー)としている。

 NVIDIAのSLIテクノロジーは、2枚のカードを並列動作させることにより、シングルグラフィックカード構成の2倍のパフォーマンスを実現。グラフィック負荷の高いゲームの利用時にも、快適な環境を実現できる。

 4色のカラーオプションを用意。左右のスピーカー部分と吸気口には、利用シーンにあわせて、16色のカラーイルミネーションから選択できるようにしている。

 Intel Core 2 Duo T7500、1GBメモリ、120GBのHDDを搭載したベーシック構成の価格は26万2500円から。推奨構成としているIntel Core 2 Extreme X7900、2GBメモリ、200GBのHDD搭載で51万5500円から。同社の直販およびビックカメラ、ソフマップの店頭でも販売する。

 デルは、コンシューマPCでは国内5位にとどまっており、PC市場全体におけるトップシェア獲得には、コンシューマ事業の拡大が課題となっている。XPSはハイエンドコンシューマユーザーという限られた領域の製品だが、フラッグシップ機の強化により、認知度を高め、シェア拡大を目指す。
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