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ソースネクスト ZEROシリーズ第3弾は葉書作成ソフト 「筆王ZERO」で本数シェア1位を目指す
2007/07/23 18:45
週刊BCN 2007年07月23日vol.1196掲載
ソースネクストは、ZEROシリーズとして、「ウイルスセキュリティZERO」および「携快電話ZERO」を投入。セキュリティソフト市場において35%の販売本数シェアを目指すとしていた計画を、今年6月に達成(BCNのデータでは26.9%)したとしている。昨年の国内パソコン用パッケージソフト市場では、本数シェアで23.5%(BCN調べ)と第1位を獲得。販売本数では4年連続でトップシェアとなっている。
新たに投入する「筆王ZERO」は4980円で、一度購入するとWindowsVistaなどの正式サポート終了まで、バージョンアップを無料で受けられる仕組みを導入。干支などの各種イラスト、郵便番号や住所の最新データのほか、フォント、フレームなどの画像コンテンツなどが無料で提供される。
同社が実施した調査結果によると「ユーザーが葉書作成ソフトを買い換える理由の67.0%が、新しい干支のイラスト・素材がほしいというもの。それに対して、新機能を使いたいという回答者は、20.8%にとどまる。毎年無料で素材をバージョンアップできるメリットは大きい」(松田社長)としている。
回答者の88.3%が、年賀状を出しており、そのうち、約7割が「葉書作成ソフト」を利用すると答えた。ここから逆算して、全国約3000万世帯への供給が見込めると予測。「現在の100万本の市場規模と、筆王が約3分の1のシェアを確保している状況から、約100倍の市場がある」と推計する。
ソースネクストは、昨年12月に上場して得た資金をもとに、イーフロンティアが持つ「筆王」シリーズのプログラム著作権と商標権を今年3月に取得した。
今年からソースネクストの製品として販売することになり、「葉書作成ソフトの販売本数シェアで1位を目指す」として、先行する「筆まめ」を追撃する考えだ。
また、松田社長は、ZEROシリーズ全体で100億円の売り上げを目指すことを明らかにし、「今後もZEROシリーズの品揃えは強化する。年内には少なくとも新たな製品をひとつ追加したい」と語った。
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