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NTTドコモ 新料金制度で「高い」イメージを払拭 ファミ割MAXなど戦略的プランを発表

2007/07/16 18:45

週刊BCN 2007年07月16日vol.1195掲載

NTTドコモは、新料金プランとして、「ファミ割MAX」と「ひとりでも割引」を導入する。「ファミ割MAX」は、ファミリー割引グループ内で最も利用期間が長いユーザーの割引率が対象となる全員に適用される。父親が10年目であれば、子供が新規に契約しても、父親と同じ50%割引となる。2年間の継続契約を前提にしている。

 また、「ひとりでも割引」は、2年契約することで1人契約のユーザーでも最大50%の割引率が適用される。 同社では、「ファミ割MAX」では年間500万人、「ひとりでも割引」では年間150万人の契約を見込む。

 それぞれで100億円ずつ、合計で年間200億円の減収および減益を見込むが、すでに2007年度の事業計画には織り込み済みで、営業利益の目標として掲げた7800億円には変更がないという。

 ドコモでは、利用者の平均利用年数が7年弱と長く、今回のプランはドコモの特徴を生かすことができる施策ともいえる。また、約7割のユーザーがファミ割に加入しており、主要料金プランにおける施策によって、価格戦略でも競合他社を追撃する。

 中村維夫社長は、「ドコモの料金は高いというイメージを払拭することができる施策の第一弾」として、料金施策には今後も継続的に取り組んでいく姿勢を示した。
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