ケンウッドは、カーナビゲーションシステム「HDV－990」および「HDV－790」と、iPodを連携したデモンストレーションイベントを、全国7か所のアップルストアでスタートした。

　第1弾として、4月7－8日の2日間、福岡市のアップルストア福岡天神で実施。全世界限定50台というランボルギーニ・ムルシエラゴ（3600万円）をデモンストレーションカーとして店頭に展示し、連動利用を訴求した。

　HDV－990は、カーナビとしては初めてiPod Videoに対応。iPodの操作環境をカーナビの画面に表示し、これをタッチ操作することで、iPodに収録した音楽と映像を楽しむことができる。

　ケンウッドのカーエレクトロニクス市販事業部CEマーケティング推進部の石井泰樹主幹は、「家庭内のオーディオ機器は、新たなデジタル機器へとメディア変換しているが、カーオーディオは、依然として、CDやMDが利用されている。また、FMトランスミッターによってiPodを接続していても、iPod本来の音質を楽しめない。ケンウッドは、iPodとケーブル一本で接続することで、カーオーディオの世界のデジタル変換を進めていく。今回のイベントをきっかけに、カーナビとiPodとの連動提案を強化したい」とアピールする。

　同社では、6月にかけて、全国のアップルストアで同様のイベントを順次開催する予定。

　また、BMWジャパンも正規販売代理店でiPodを利用してカーオーディオを楽しむBMWサウンド・フェスタを開催したほか、アップルも6月までに全国のアップルストアの取材都市を対象に、『iPodがやってくる！』キャンペーンを実施し、店頭での音楽ライブ、iPod体験講座などを集中的に実施する。