店頭流通

ビックカメラ 国内初のApple Shopをオープン 専門要員配置、直営店並みの体制

2007/04/02 18:45

週刊BCN 2007年04月02日vol.1181掲載

 ビックカメラは3月21日、ビックカメラ有楽町店本館5階に、国内初の「Apple Shop」をオープンした。

 当日は、始発電車で駆けつけたユーザーを先頭に約500人が列をつくり、Apple Shopへの来店客のみ午前10時の開店を15分繰り上げてオープンした。

 同社は昨年9月に、ショップ・イン・ショップ形式の「Mac Shop」を開設していたが、今回のApple Shopは、これをリニューアルするとともに売り場面積を約100平方メートルから約140平方メートルへと増床。米アップル直営のApple Storeと同じ展示用什器を使用した。

 ビックカメラの社内試験をパスした専門販売員を約10人配置。「Apple Storeと同等のスキルを持っている」(同店・石川勝芳店長兼執行役員営業部長)という。最新のMacやiPodシリーズを展示。写真、ブログ、ムービー、音楽といったMacならではの使い方をデモンストレーション。相談カウンターでは、専門スタッフによる個別の相談やカスタマイズ注文にも応じる。

 さらに1日に4-6回、各種アプリケーションの説明や、薄型テレビをはじめとする様々なデジタル機器との連携デモなどを行う予定。

 「ビックカメラのなかで、最も多くのMacおよびiPodを販売しているのが有楽町店。Mac Shopオープン以降、Macに対する問い合わせは50%増となった。従来の“体感・体験”に加え、専門担当者による総合的なコンサルティングを実施することにより、Macを中心とした最新のデジタルライフスタイルを提案できる」としている。

 同社では今後、数店舗にApple Shopをオープンする予定。また、ビックカメラ以外へのApple Shopの展開について、アップルでは「現段階では未定」としている。
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