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液晶ディスプレイの販売動向

2007/03/05 16:51

週刊BCN 2007年03月05日vol.1177掲載

三菱、年明けてシェア落とす

 液晶ディスプレイが回復の兆しを示しつつある。1月の販売台数は、前年同月比で87.0%、金額は77.9%と、いずれも2ケタ減にとどまった。ただ週次ベースでみていくと、年明けは2ケタのマイナスとなったが、その後は徐々に回復、2月12-18日の週次では台数が4.7%増とプラスに転じていることから、春商戦でもこの勢いを持続する可能性は高い。

 2月12-18日のベンダー別台数シェアは、三菱電機が19.5%でトップ。以下はアイ・オー・データ機器(18.2%)、ベンキュージャパン(10.3%)が上位陣を形成する。年明け以降、2位以下にランクしているメーカーの躍進ぶりが顕著に現れてきた半面、トップの座を維持し続ける三菱のシェアが徐々に下降傾向にある。

 同週の機種別ではアイ・オー・データ機器の「LCD-AD191XB」が4.4%のシェアでトップ。以下はイーヤマ販売のProLite E1901WS「PLE1901WS-W1」(2.4%)、ベンキュー「FP222W」とバッファロー「FTD-G722AS2」(ともに2.0%)の順。
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