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電子辞書の市場動向

2007/01/01 16:51

週刊BCN 2007年01月01日vol.1168掲載

ワンセグ辞書はヒットするか

 11月の電子辞書市場は、販売台数が前年同月比6%減。12月4-10日のメーカー別シェアでは、カシオ計算機が40.1%で1位、シャープが35.7%で2位、セイコーインスツルが12.5%で3位の順となっている。

 機種別ではカシオのEX-word「XD-ST6300」が1位。2位も「XD-ST4800」が占めており、カシオの人気が根強い。

 昨今、携帯オーディオプレーヤーや携帯ゲーム機にワンセグの機能がつくなど、多機能化が進んでいる。

 シャープは今年12月にワンセグつきの電子辞書を発売した。ワンセグ受信だけでなく、SDカードに保存した音楽なども聴けるというPapyrus「PW-TC900」は、同週ランキングで6位にランクインしている。新製品はビジネスマン向けに経済新語辞典や脳トレーニングソフトも組み入れた。学習用途である辞書と娯楽要素の強いテレビ。この二つの機能を盛り込んだ電子辞書が新たな市場を切り開けるのか、年末・春商戦に注目したい。
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