ジャスト、シェア4％台で立ち上がる

　セキュリティソフトの市場動向に大きな変化は現れていない。11月の販売本数は、前年同月比4％減とほぼ前年並みで推移した。

　最新週次（11月27日－12月3日）のベンダー別シェアはシマンテックが38.9％を獲得してトップ。2位はトレンドマイクロ（26.7％）、3位はソースネクスト（22.7％）の順。トップシェアを快走するシマンテックを追い、トレンドとソースの2位争いが続いている。

　11月17日にジャストシステムが参入。「カスペルスキー インターネット セキュリティ 6.0」と「カスペルスキー アンチ ウイルス 6.0」を発売したのが新たな動きとなる。発売直後となる11月13－19日の週次では4.4％のシェアを獲得して順調な立ち上げとなったが、現在は2％台で推移している。今後の動向に注目したい。　来年1月30日には「ウィンドウズビスタ」とともに「ウィンドウズワンケア」の販売がスタートする。セキュリティソフトの勢力図が変化する可能性を秘めていることだけは確かだろう。