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グラフィックボード市場動向

2006/11/13 16:51

週刊BCN 2006年11月13日vol.1162掲載

ビスタで需要拡大へ

グラフィックボードの10月23-29日の販売台数は、前年同期比106%と伸びている。ベンダー別販売台数シェアは、シー・エフ・デー販売が20.4%で首位、2位がASUSTek(アサステック)で17.7%、GIGA-BYTE(ギガバイト)が16.2%の順で、3社で半数を超える。

 機種別ではGIGA-BYTE製品が首位で、2位にはASUSTekのファンが付いていないモデルがランクインしている。いずれもチップセットには「GeForce7600GS」が搭載されている。

 年明けから発売されるウィンドウズ ビスタでは複数のアプリケーション画面を3Dで表示するWindows Aeroが注目すべき新機能だ。さまざまな媒体で検証実験が行われているが、Aeroの機能を使うためにはRADEON、GeForceなどの一定モデル以上のチップセットを搭載したグラフィックボードが必要になってくるという。今後、ビスタによる買い替え需要で、グラフィックカード市場がどこまで伸びるか注目したい。
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