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インクジェットプリンタ市場の動向

2006/10/16 16:51

週刊BCN 2006年10月16日vol.1158掲載

セイコーエプソン、週次で首位

 インクジェットプリンタ市場は、キヤノン、セイコーエプソン2強の寡占状態が続く。9月25日-10月1日の週次データではエプソンの「PM-A890」が機種別販売台数で12.8%のシェアを獲得。キヤノンの「PIXUS MP500」を0.8ポイント上回り首位に立った。同週のべンダー別シェアではエプソンが販売台数シェアで52.3%と、キヤノンの35.8%に大きく差をつけている。メーカー各社は年末商戦に向け、相次いで新製品を発表している。今後も2社の競り合いが見逃せない。

 市場全体では金額ベース、販売台数ベースともに、前年割れしているものの、9月には販売台数が前年比97%と徐々に回復傾向にある(図)。

 コンシューマ向けのプリンタ市場は成熟段階に入っているが、そんななかで新たな切り口としてレックスマークは、SOHO市場を新たに開拓しようと試みている。こうした違う切り口からの販売戦略が、シェアにどのように反映されるかが注目すべき点だ。
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