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デジタルビデオカメラの市場動向

2006/10/02 16:51

週刊BCN 2006年10月02日vol.1156掲載

キヤノン、日立が2位争いに加わる

 デジタルビデオカメラ(DVC)市場は、秋の運動会シーズンを迎えて活況を呈している。図は、同市場のメーカー別シェア推移を表したもの。ソニーの首位独走は変わらないが、9月に入ってからは、キヤノンと日立製作所が勢いをつけ、2位グループによるシェア争いが熾烈さを増している。8月まで2-3位につけていた日本ビクターと松下電器産業のシェアはダウンしている。

 キヤノンは、新ブランド「iVIS(アイビス)」シリーズ発売後、それまで5位だったメーカー別シェアを2位に上昇させており、新ブランドの好調な立ち上がりを裏づけている。また、日立は、8月に発売したHDDとDVDドライブを搭載した「ハイブリッドカメラ」が、直近の9月11-17日に製品別シェアのトップを獲得、メーカー別シェアの伸長を後押ししている。

 DVC市場は、年間を通して9月が一番の商戦期となる。昨年9月は首位のソニーに続き、2位は松下が獲得した。しかし、今年の9月は、昨年とは顔ぶれの違う2位争いが繰り広げられている。
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