新製品の投入がシェアアップに貢献

　MAP・ナビソフト市場は、7－8月にアルプス社が首位に立った。図は、今年5－8月のメーカー別シェア推移を表したもの。

　アルプス社は、7月に「プロアトラス」シリーズの新製品を発売。7月のシェアは、発売前の6月から一気に23.8ポイントアップし、ソースネクストを抜いて首位の座を獲得した。

　8月は、シェア28.9％でアルプス社が首位、2位がソースネクスト22.6％となっており、3位をゼンリン、昭文社、インクリメントPが争う構図となっている。3位グループのうち、ゼンリンとインクリメントPは、5－6月に比べ7－8月は減速傾向。一方、昭文社は5－6月に5％前後だったシェアを、7－8月には13－15％程度に引き上げている。昭文社も7月に「スーパーマップルデジタル」シリーズの新製品を発売しており、シェアアップを後押しした。

　アルプス社と昭文社は、前年7月にも新製品を発売。アルプス社は、前年同期も首位を獲得した。昭文社は、昨年8月では9.4％だったが、今年8月は15.9％に伸長している。