店頭市場ピックアップ

一眼レフデジタルカメラの市場動向

2006/09/11 16:51

週刊BCN 2006年09月11日vol.1153掲載

ソニー、いきなり3位で発進

 一眼レフデジタルカメラ市場の今年1-6月の上期メーカー別台数シェアをみると、キヤノンが46.4%で首位、ニコンが31.9%で両社の差は14.5ポイント。しかし、今年8月21-27日の週次データでみると、首位はニコン30.6%、2位はキヤノン30.1%と拮抗。首位の座をめぐって、両社の争いが激化している(図)。

 同市場には、7月にソニーと松下電器産業が新規参入し、話題を呼んだ。ソニーは参入後、メーカー別シェアでペンタックスから3位の座を奪い、現在も3位をキープしている。さらに、8月21-27日は、「DSLR-A100K(B)α100 ズームレンズキット ブラック」が製品別シェアのトップを獲得。滑り出しは順調のようだ。

 一方、松下のシェアは、現在0.6%で6位にとどまっており、好調なソニーに対し、後れをとっている。

 9月1日にニコン、8日にキヤノンが新製品を発売しラインアップを拡充した。老舗メーカーの新製品投入により、9月以降の市場は、さらに熱を帯びそうだ。
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