店頭流通

GNネットコムジャパン 携帯オーディオ市場拡大が追い風 ヘッドセットの訴求を強化

2006/08/07 18:45

週刊BCN 2006年08月07日vol.1149掲載

 GNネットコムジャパン(イエンス・ピーダー・イエンセン社長)は、携帯オーディオと携帯電話の両方をブルートゥースでつなげるコンシューマ向けステレオヘッドセットの販売を強化する。iPodなどの携帯オーディオ市場拡大を背景に、携帯オーディオの音楽を聴きながら携帯電話の通話もできる利便性をアピールし、国内ヘッドセット市場拡大を目指す。

 GNネットコムジャパンは、デンマークに本社を置くハンズフリーソリューションメーカー、GNネットコムの日本法人。企業向けおよびコンシューマ向けのヘッドセットを展開している。

 今回、コンシューマ向けヘッドセットブランド「Jabra(ジャブラ)」シリーズの「ジャブラ BT 620s」などのステレオヘッドセットとリンクして利用する、携帯オーディオ用ブルートゥースアダプタ、iPod用ブルートゥースアダプタなど、ステレオヘッドセット製品計10製品をコンピュータ周辺機器の総合商社のゲート(森本俊彦社長)を通じて8月から順次販売を開始する。

 コンシューマ向けヘッドセット「ジャブラ」シリーズ事業を担当する若林保司・GNモバイル代表は、「今年度(2006年12月期)トータルで20万個の販売を目指す」意気込みを示している。

 国内のブルートゥースヘッドセット市場で同社の競合となるのは、モバイルキャスト、日本プラントロニクスなどが発売している製品。GNネットコムジャパンの国内シェアは、現在20%弱だが、「世界市場では、シェア35%を占めるトップメーカーだと自負している。8月以降の製品展開に注力し、今年度のシェアを20%以上に引き上げ、来年度は日本市場でシェアナンバーワン獲得を狙う」方針だ。

 ゲートによると、ステレオヘッドセット「ジャブラ BT 620s」と携帯オーディオに接続するブルートゥースアダプタを同梱したゲートオリジナルの「ジャブラ BT 620s music」を8月中旬から発売する計画。価格は2万2800円を想定している。同ステレオヘッドセットにiPod用アダプタを同梱したタイプは8月下旬以降の発売になる見込み。
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