東芝が2か月連続首位をキープ

　DVD・HDDレコーダー市場の勢力図が変化している。

　図は、今年1月から5月までのDVD・HDDレコーダーメーカー別台数シェア推移を表したもの。今年3月まで首位をキープしていたソニーは、5月のランキングで4位までシェアを下げており、一方で東芝の躍進が目立つ。東芝は、今年1月以降、毎月シェアを伸ばし、4月にトップに立った。4月は、上位4社の僅差の争いだったが、5月には22.6％を獲得。2位グループに差をつけた。

　4－5月の機種別シェアでは、東芝「RD－XD71 RD－Style」が首位。同製品は、昨年11月発売の地上デジタルチューナー内蔵モデルで、平均実売価格6万円前後。5月のランキングでは、1－2位の製品が地デジチューナー内蔵モデルとなっている。

　同市場は激戦が続いており、パイオニアがDVDレコーダー開発を中止するという報道もあったが、同社は「DVDレコーダーの製造・販売はやめない」（須藤民彦社長）と否定している。同社のシェアは、4月まで9％台で推移していたが、5月は7.7％にダウンしている。