店頭流通

PCデポ 自社ブランド32V型液晶テレビが好調 4月の発売後、1000台到達

2006/06/05 16:51

週刊BCN 2006年06月05日vol.1140掲載

 ピーシーデポコーポレーション(PCデポ、野島隆久社長)は今年4月から発売した自社ブランドの32V型液晶テレビについて「予約を含め1000台販売した」(広報担当)ことを明らかにした。初回の予約を開始したのが4月16日で、受付開始後10分ほどで完売し、当初見込みを大幅に上回ったという。第2回目も完売し、現在は3回目の予約を受け付けている。

 同社の32V型液晶テレビは、液晶テレビやパソコン周辺機器メーカーのクイックサンからのOEMにより、自社ブランドである「OZZIO(オッジオ)」で展開。8万9900円で販売している。

 BCNランキング(5月15-21日)による液晶テレビ機種別販売台数シェア首位のシャープ「LC─32BD1 AQUOS」の平均実売価格は18万5411円。シャープの製品は地上デジタルチューナー内蔵に対し、PCデポの製品は地上アナログチューナーであるが、価格はシャープ製品の半値以下となる。

 大手メーカーの32V型の価格が下がり、人気が加速しているなかで、同社の製品が「これほどまで伸びると思っていなかった。大手ブランドにこだわらなくても売れるという手応えを実感した」としている。同社の客層は、パソコンユーザーが中心だが、ファミリーなど幅広い顧客が購入しているという。
  • 1