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HDDケースの市場動向

2006/05/29 16:51

週刊BCN 2006年05月29日vol.1139掲載

上位陣のシェア争いが激化

 HDDケース市場における4月のメーカー別販売台数は、シー・エフ・デー販売が首位で16.3%。2位はセンチュリー14.5%、3位は恵安13.3%で、熾烈なシェア争いが続いている。一方、販売金額では、センチュリー(27.2%)が、2位のシー・エフ・デー販売(16.4%)を10.8ポイント引き離してトップに立っている。

 製品別では、センチュリー「CSL35U2 外付け3.5インチ用HDケース」が首位で、平均実売価格3769円。上位にランクインしている製品は、1000-2000円前後の安価な製品が多い。そのため、販売金額トータルでセンチュリーが、首位を獲得する要因となった。

 業界筋によれば、HDDケースは「耐衝撃性で付加価値をつけているが、その他の差別化が難しい」ため、新商品を出しにくい状況だという。機種別シェア首位のセンチュリー「CSL35U2」や、3位の恵安「JHHP-3504S 自作本舗 シルバー」の発売日は2004年11月。ランキングには、05年および今年発売の製品もあるが、息の長い製品も少なくない。

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