店頭流通

恵安 HDDケースにソフトをバンドル

2006/03/13 18:45

週刊BCN 2006年03月13日vol.1129掲載

 恵安(黄安信社長)は、事業強化のための新たな戦略として、ソフトメーカーなどの異業種とコラボレーションした新しい商品の展開に力を入れる。

 同社は、PCパーツやパソコン周辺機器などを総合的に販売する商社。昨年「BCN AWARD」HDD(ハードディスクドライブ)ケース部門でシェアでN0.1を獲得した。しかし、PCパーツ市場は、シェア争いによる価格下落が続いているため、付加価値をつけた製品戦略に力を入れていく。

 その1つとして、ソフトメーカーのパッケージソフトと組み合わせたHDDケースを4月から販売する。HDDケースは、自作用途だけでなく、「拡張のために自分でHDDを入れ替える一般ユーザーの需要が増えている」(小林茂樹・取締役PCペリフェラル営業部部長)という。取り出したHDDは、ケースに入れて外付けHDDとして利用することが多いため、同社では、セキュリティソフトつきのHDDケースを商品化して、こうしたユーザーの取り込みを目指す。
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