店頭流通

エバーグリーン ショップブランドPCへの自社製電源の搭載を促進

2006/02/27 16:51

週刊BCN 2006年02月27日vol.1127掲載

 エバーグリーン(尾崎敏江社長)はPCパーツの電源の拡販を図る。PC電源の販売は、パソコンショップやパーツショップでの店頭販売を行っているが、パソコンショップのオリジナルパソコンへ同社製電源を搭載することの促進活動や、OEM供給に力を入れている。すでに、パソコンショップ「ドスパラ」のオリジナルパソコン「Prime(プライム)」が同社の電源「SILENT KING(サイレントキング)」を採用しているが、現在そのほか数社と商談を進めており、今後さらに働きかけていく。

 「サイレントキング」シリーズは、2002年の販売開始後3年間で30万台以上を出荷。昨年9月に発売した最新バージョン「サイレントキング 4」は、「発売後1年間で15万台の出荷」(大須賀篤・事業部長)を目指している。「サイレントキング」のターゲット層は、自作PCの「マニア層でなくても手軽に電源の買い替えができるように1万円前後の安価な品揃え」にこだわっている。「不良品が少なく、コストパフォーマンスがよい」などの信頼性が高まってきているという。

 これまで、PC電源で広告を打つことはほとんど行わず「商品力で勝負してきた」が、市場での認知度向上を図り、販売店に売りやすい環境を提供するために広告展開を開始している。

 同社は、PC電源のほか、ポータブルDVDプレイヤー、家電製品のリモコンを集約できる「学習リモコン」などデジタル家電製品を販売しているが、「大手メーカーにはない製品で差別化」していく方針。パソコン周辺機器については、4月をめどに2カテゴリ追加する予定。
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