クイックサン（安達寛高社長）は、1インチあたり約5700円の42V型および同5000円の37V型フルHD液晶テレビを2月3日から発売した。

　42V型「QLA－4201V」が23万9800円、37V型「QLA－3701V」が18万9800円。アナログチューナー2基搭載で、地上デジタルチューナーは搭載していない。

　販売目標台数は、42V型が1か月500台、37V型が同300台としている。

　スペックが違うため比較はできないが、BCNランキングで地デジチューナー内蔵のフルハイビジョンテレビの店頭実売価格をみると、37V型が35万円前後、40V型－45V型では40万円前後で推移している。

　クイックサンは、今年1月に32V型ハイビジョン対応液晶テレビ「QLA－3201V」の価格を9万5800円に値下げし、「在庫切れになりそうなほどの売れ行き」（安達社長）だと好調ぶりを語る。

　昨年10月－今年1月の同社における23V型から32V型液晶テレビのトータルの販売台数は約1万5000台。そのうち約半分の8000台程度が32V型で、一番多く売れたサイズだという。

　クイックサンの昨年度（05年8月期）の売上高は約13億円で、今年度は20億円を目指す。

　同社は、液晶テレビのほか、パソコン周辺機器の販売を手がけているが、「毎期、平均18－20％の営業利益率を確保している」と堅実な業績をあげている。