店頭流通

石丸電気 秋葉原やつくばで専門店化を実現 仕入れ担当が店舗スタッフを兼務

2006/01/30 18:45

週刊BCN 2006年01月30日vol.1123掲載

 石丸電気(石丸俊之社長)は、仕入れ担当者が店舗スタッフを兼務する販売モデルの導入に踏み切った。東京・秋葉原地区では、専門店化した各店舗で店長が仕入れ担当を兼務するモデルを実現したほか、茨城県つくば市の「つくば店」では、敷地内の各プラザの店舗スタッフが仕入れも担当することで専門店化した“ミニ電気街”のような店づくりを目指す。

 商品は、家電機器をはじめ、AV(音響・映像)、情報通信、ソフト、ゲームなどに分類。情報通信の仕入れ担当者が「パソコン本館」(秋葉原)や「パソコンプラザ」(つくば)、家電の仕入れ担当者が「本店」(秋葉原)や「電化プラザ」などの販売も担当する。「商品を選ぶのは、最終的にはお客さん。顧客ニーズに対応した売り場作りを追求するため、商品の仕入れ、価格設定といったマーチャンダイジングを実践している」(辻村周一・営業本部販売企画部部長)と新しい販売モデルによる効果に期待する。多様な品揃えで勝負する家電量販店のスタイルと、店舗スタッフが専門店並みの知識を持つスタイルの両方を兼ね揃える足かがりになりそうだ。
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