店頭流通
ソースネクスト 今期10%増の500万本達成へ 12月単月で前年度比30%増目標に
2005/12/19 18:45
週刊BCN 2005年12月19日vol.1118掲載
今年度通期の販売見通しである500万本は前年度比で約10%の増加となる。販売増の要因は、今年度下期から新しく発売したゲームソフトの販売が好調であることなど、「コモディティ化戦略」が加速しているためだ。松田社長は、「パソコンソフトユーザーの声を聞き、タイトルを充実させれば、販売本数は増える」と自信をみせる。
年末商戦や来年に向け、同社は新製品を続々と市場に投入する計画。12月1日には、500円という超低価格を打ち出したセキュリティソフト「ウイルスセキュリティ」の販売を開始した。従来、1980円で1年だった同ソフトの有効期間を3か月に短縮。コンビニエンスストアの平均客単価560円以内を視野に入れて製品化したもので、1万8669店のコンビニをはじめ、家電量販店やホームセンター、書店など約3万店舗で販売している。
併せてネット詐欺を防止する機能の追加や個人情報を自動暗号化するツールをセットにした「ウイルスセキュリティ2006」も12月16日に発売した。ゲームソフトでは、「逆転裁判」や「凱歌の号砲~エアランドフォース~」「鋼鉄の咆哮2~ウォーシップコマンダー」などを12月23日から市場に投入する。松田社長は、「12月の販売本数は、前年同月比30%増を見込む」としている。
来年2月には、機動戦士ガンダムの主要キャラクターであるアムロ・レイとシャア・アズナブルの音声で操作をナビゲートする携帯電話メモリ編集ソフト「携快電話13機動戦士ガンダム特別版」(価格は1980円など)を発売する。音声ガイドのセリフは携快電話用に作成、収録したという。また、来春にはコナミと販売提携することでゲームソフト「ときめきメモリアルONLINE」を発売することや、米ブエナビスタゲームとの提携でウォルト・ディズニーの新作パソコンソフトを「Quality」シリーズとして製品化する予定。
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