店頭流通

ロゴヴィスタ 電子辞典ソフトの販売を強化 3か月に1タイトルの新製品投入 書籍ルートも開拓へ

2005/11/28 18:45

週刊BCN 2005年11月28日vol.1115掲載

 ロゴヴィスタ(小宮善継社長)は、「LogoVista電子辞典シリーズ」の販売を強化する。来年2月に現在の39タイトルに新たに5-6タイトルを加える。さらに3か月に1回のペースで製品投入を加速させ、来年夏までに50タイトルを揃える予定。今年7月のシリーズ発売から1年間で「トータルの販売本数3万本、売上高1億5000万円」(窪田昇取締役企画部部長)を目指す。

 「LogoVista電子辞典シリーズ」は、システムソフトが販売していた「システムソフト電子辞典シリーズ」を今年7月にロゴヴィスタが引き継ぎ、新ブランド「LogoVista電子辞典シリーズ」に全面リニューアルして発売した。今月25日には、第2弾として9タイトルを加え、現在合計39タイトルを展開している。

 販売強化に向け、チャネルについても新たに書店ルートを開拓。既存チャネルのパソコンショップや量販店に加え、来年1月にも大手書店10系列の首都圏店舗を中心に「LogoVista電子辞典シリーズ」全タイトルを販売する予定。

 ロゴヴィスタは、ソフト販売の売上高のうち、現在、主力の翻訳ソフトが85%以上を占める。これを「中期的には50対50にしていく」計画で、電子辞典ソフトの拡販のため施策を強化していく。

 パソコン用電子辞書ソフト市場は、「携帯型の電子辞書市場の1割にも満たない」が、同社では、パソコンで辞書ソフトを使うことで、入力しなくてもコピー&ペーストで意味が調べられるなどのメリットを訴求していく。

 同市場の普及拡大に力を入れていくとともに、シェアナンバーワンのポジションを確立する。

 辞書需要がピークとなる3-4月の卒業入学シーズンに向けて、今後キャンペーンを企画するなど施策を打っていく方針。
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