アマゾンジャパン（ジャスパー・チャン社長）は、携帯電話サービス「Amazonモバイル」で、マーケットプレイスを9月1日から開始した。マーケットプレイスは、パソコンサイト「Amazon.co.jp」では2002年11月から開始しているサービスで、アマゾンジャパンのプラットフォームを通じて、アマゾンジャパンが取り扱っている商品と同じ商品の中古品や新品（未使用で完全な状態など）を第3者（法人や個人）が売買できる仕組み。

　アマゾンのパソコンサイトのマーケットプレイスを通じた購入者は、売上高、購入者数ともに成長を続けており、「05年8月の購入者数は03年8月に比べて5倍に増えた」ことから、「市場でも受け入れられた」（平山景子・Amazonモバイルプロダクトマネージャー）と判断し、「Amazonモバイル」でもマーケットプレイスを開始することにした。

　現段階で「Amazonモバイル」のマーケットプレイスは購入のみのサービスだが、今後は出品もできるように機能強化を図っていく。このサービスによって、パソコンがなくても携帯電話で出品できるようになる。同社では今後、「パソコンサイト『Amazon.co.jp』でできることは「Amazonモバイル」でもできるようにしていく」（平山マネージャー）としている。