秋葉原物語
<秋葉原物語>[第4部 イノベーション]43.イベントが増加
2005/09/12 16:51
週刊BCN 2005年09月12日vol.1104掲載
集客が一段と高まっているのを受け、秋葉原駅前の超高層ビル「秋葉原ダイビル」ではコンベンションホールなどでイベントの開催が増えている。NECは、つくばエクスプレスの開業翌日の8月25、26日の2日間、「Expressサーバー」を中心とした展示イベント「クラサバ市場in秋葉原」を開催した。秋葉原ダイビルで行うのは春に続いて2回目。
NECは、秋葉原電気街内の神田明神通り沿いに、“アンテナショップ”の役割を果たす直営店「クラサバ市場秋葉原店」を6月25日から出店している。クライアント・サーバ販売推進本部の塩津進・クラサバ市場秋葉原店店長は、オープンから約2か月が経過した段階で、「これまでに1000人程度のお客さんが訪れた」と順調に来店者が増えていることを挙げ、「そのうち、商談に結びついたケースもある」と自信をみせる。「これまで店頭には足を運んだものの購入しなかったお客さんが、今回のイベントに来て当社製品への購入意欲が湧いたり、イベントに訪れたパートナー企業や顧客企業が、さらに詳しい説明を望んで来店することなどが期待できる」と、イベントと直営店の相乗効果でパートナーの掘り起こしや新規顧客の開拓などが行えることをアピールしている。
クラサバ市場秋葉原店には、「東京大学の秋葉原キャンパスと本郷キャンパスの途中にあることなどから、大学の関係者が訪れることも多い」(塩津店長)という。つくばエクスプレスにより、「今後は、つくばと秋葉原の両方にキャンパスを持つ、筑波大学の学生が訪れることも期待できる」とみている。
イベントは、「クラサバ市場」のほかにMFP(複合プリンタ)の「bizhub(ビズハブ)」を中心としたドキュメントシステムの展示会「マルチナ市場」も同じ会場で開催した。初日の25日は大雨にもかかわらず、多くの来場者で賑わっていた。(佐相彰彦)
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