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セイコーエプソン ハイエンドデジカメを研究・開発 「R─D1」に次ぐ製品も計画
2005/07/25 18:45
週刊BCN 2005年07月25日vol.1098掲載
花岡社長は、「キーテクノロジーを持っていない事業は大きくしない方針。デジタルカメラに必要な技術であるCCD(電荷結合素子)やレンズなどコアデバイスを持っていないので、規模は縮小傾向」としており、今後もデジタルカメラ事業を積極化させるつもりはないという。ただ、「デジタルカメラの開発やデジカメへの顧客の要望は、プリンタの製品開発に生かせる」として、「R-D1」のようなハイエンドモデルに焦点を絞り、今後も研究・開発は継続していく方針を示す。
エプソンのデジタルカメラは現在、ライカレンズが使用できるレンズ交換式のレンジファインダー式デジタルカメラ「R-D1」の1機種のみ。ボディは長野県にあるコシナが生産している。「R-D1」は有効画素数610万画素で、レンジファインダーを初めて採用したデジタルカメラ。実売価格は約28万円と高価でマニア向けの商品。開発中の新製品に関しても、「R-D1」と同様に多機能、ハイスペックのハイエンドモデルで、上級者を引き続きターゲットに置いているという。
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