店頭流通

ニコン 中国・上海に映像機器の輸入販売拠点

2005/07/11 18:45

週刊BCN 2005年07月11日vol.1096掲載

 ニコン(苅谷道郎社長)はこのほど、デジタルカメラをはじめとする映像事業の中国ビジネスの拡大を目指して全額出資の輸入販売子会社、尼康映像儀器銷售(中国)=ニコン・イメージング(チャイナ)セールスを設立した。初年度約100億円、3年後約330億円の販売を目指す。

 新会社の資本金は1000万USドルでニコンの全額出資。ニコン香港の板倉志郎社長が董事長を兼務する。当初、約50人で事業を開始し、1年後に120人程度まで拡大する計画。新会社は、デジタルカメラなどの映像機器を輸入販売するとともに、中国市場に密着したマーケティングの強化やニコンブランドの中国での浸透を狙う。

 ニコンは中国・上海の生産拠点、ニコン・イメージング(チャイナ)でデジタルカメラやデジカメ用部品の製造を行っている。今回、同じく上海に販売会社となる尼康映像儀器を設立し、急速に市場拡大が進む中国市場で本格的な販売活動に乗り出すことを決め、全額出資による輸入卸売販売体制を整えた。
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