秋葉原物語
<秋葉原物語>[第2部 エボリューション]23.駅前ビルオープンで街に活気
2005/04/11 16:51
週刊BCN 2005年04月11日vol.1084掲載
同ビルのオープン後、初めての週末となった4月2、3日。歩行者天国となる電気街内の中央通りは、“アキバ系”と呼ばれるパソコンマニアやアニメファンをはじめ、家族連れやカップルなど、多くの人で賑わっていた。
今回のイベント、秋葉原電気街振興会が主催者となり、秋葉原ダイビル近くの「駅前広場」に特設ステージを設置して実施した「デジタルエンターテインメントスタジオ」や、ビル前で「デジタルライフエキシビジョン」を設けてパソコンおよび関連機器メーカーによる新製品を展示したことが大きい。
デジタルエンターテインメントスタジオには、人気お笑いタレントのペナルティや原口あきまさ、陣内智則など吉本興業所属タレントのライブやトークショーを見たさに駅前広場に集まった若者も多かった。
デジタルライフエキシビジョンでも、デジタル機器に興味を持つファミリーや女性、お年寄りが説明員から製品機能を聞いていた。それに合わせて、パソコン専門店や家電量販店の店員もイベント会場近くでチラシ配りなど販促活動を行っていた。
ソフマップでは、中古パソコンの買取りをアピールしたチラシを配布。ラオックスでは、「スプリングフェア」の告知や自店の地図などを記載したチラシをポケットティッシュと一緒に配っていた。店頭では、タイムセールなどのマイクパフォーマンスで来店を促した。
秋葉原クロスフィールドのコンセプトの1つは、秋葉原地区の集客をさらに高めて街の活性化を図ること。秋葉原ダイビルのオープンとともに開催された第1弾のイベントは、上野公園のサクラが満開となるより一足早く多くの人を集めるのに効果があったようだ。(佐相彰彦)
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